2021年4月中旬に湊庵メンバー(ふじぼ、おかみ、荒武)で、長野県へ視察旅行へ赴いたのでそちらで学んできたことを荒武が代表して書き記します!
今回の記事は全三部で、それぞれ「①小谷村ゲストハウス「梢の雪」〜山菜狩りツアー編」「②諏訪と松本のゲストハウスを訪ねてみた編」「③善光寺門前町空き家見学会編」となります。
第一部は「①小谷村ゲストハウス「梢の雪」〜山菜狩りツアー編」ということで、五感をフルに使って体感してきたことをご紹介していきたいと思います!
3泊4日の視察期間のうち1日目の滞在と2日目のお昼までを長野県北西部に位置する小谷村(おたりむら)にて過ごしました。
1日目の滞在は小谷村にある築年数が約120年の古民家ゲストハウス「古民家noie梢の雪」さん。
チェックイン作業が終わると、スタッフの「ぐっさん」さんから「温泉いこか?」とありがたいお誘い!
伊豆から長野までの道中に「どこかのタイミングに温泉入りたいね〜」と話していた矢先、まさか初日から温泉にありつけるとは思ってもいませんでした。
ご案内いただいた温泉は齢90になるお寺のご住職が作った入浴施設ということで、チャーミングなご住職とのコミュニケーション後、入浴。
鉄分多めの独特のお湯で身体がポカポカに!
温まったあとは宿へ帰り、みんなで夕食の準備に取り掛かります。
ぐっさんさんはなんと温泉だけでなく夕食の晩酌や朝食まで我々と一緒に過ごしてくださいました!
火を囲んで語り合う夜。メンバーだけではできない込み入ったお話も宿主がいることで素直に話せた気がします。
目一杯語り合い、記念すべき長野視察の初日は興奮冷めやらぬまま終わっていきました。
そして新しい朝が最高の景色と最高の朝食とともにやってきます!
このロケーションを目の前に食べる朝ごはんに言葉はいりません。
小谷村で穫れたお米や山菜は言わずもがなおいしく、鮭を焼いた七輪からは炭の香り、鳥のさえずり、川のせせらぎ、春の訪れを告げるひんやり冷たいそよ風…
五感はこの瞬間のためにあったのか。と思わせてくれる体験でした。
のんびりするにはおあつらえ向きの気候だったのですが、私達はあくまで視察旅行に長野へ来ています!
ということで、後ろ髪引かれながら朝食後は慌ただしく次の目的地「山菜狩り」への準備を整えます。
1泊しかしていないことが嘘のような充実感を覚える「梢の雪」のまた帰ってきたくなる滞在体験には、たくさんの学びがありました!
とても素敵な先輩と出会えたことで、自分たちももっともっといい宿を作っていこうと誓い、梢の雪をあとにします。
お次は、小谷村での山菜狩りツアー!
こちらのツアーは、山の自然の宝庫である長野県でネイチャーガイドをされている人たちからノウハウを学ばせていただき、伊豆半島最年少認定ジオガイドであるふじぼのレベルアップに繋げられたらいいよねという発想で参加させていただきました!
ガイドをしてくれるのは、「おたり自然学校」の経営をされているオビさん。
なんとオビさんも地域おこし協力隊で、我々(元協力隊1名、現役協力隊2名)と同じキャリアを歩んでらっしゃる先輩でした。
オビさんたちが運営するキャンプ場の周りを散策するだけでたくさんの山の幸が!!
野生の山葵が自生していたり、積雪する地域ならではの植生や環境について学べた他、日本の四季を感じることができる体験をすることができました!
オビさんのスムーズなガイドのおかげで効率よく多くの種類の山菜を採集することができました!
収穫後は山菜を用いた料理教室。こちらの講師の先生も元地域おこし協力隊の方で、小谷村の郷土料理についての様々な知識を教えていただきました!
専門分野の異なる地域おこし協力隊同士が協業し事業を作っていくことに先進的に取り組まれており、湊庵チームの今後にも大きく参考にさせてもらえる先輩たちでした。
オビさんのガイドから学んだのは、自然に関しての豊富な知識(キャンプ事業などで培った知識も含めて)をただの情報として自分自身の中で置いておくだけでなく、情報を求めている人たちに対してガイドとして伝えることで新たな価値を生み出している点だと思います。
今回の山菜ツアーに参加してふじぼ自身に宿題ができたはずなので、この宿題にどう答えるのか?今後の彼の立ち回りを大いに期待しておきましょう(笑)
そんなこんなで、第一部の視察報告レポートはここまで!
小谷村の滞在だけで十分お腹いっぱいになった一同…
次もその次のレポートも充実の内容だったのでぜひともご覧いただけたらと思います!!