湊庵とは

町と共に生きる「湊庵」

町の景観を維持しながら、
稲取の暮らしを体感できる宿「湊庵」を作る

「湊庵(そうあん)」とは、稲取の空き家を複数軒、宿泊施設としてリノベーションする町宿としての構想です。今回の物件リノベーションから始まる「稲取の暮らしを体感できる宿」の総称でもあります。

①湊(みなと・ソウ)→港、人が集まる場所、稲取の昔ながらの情景
②庵(いおり・アン)→建物の名称、小さな住居、日常から切り離された空間

湊庵第1号宿『錆御納戸 -sabionand-』

出会った物件は3年ほど前から空き家になり、車では入ることができない細い路地に面しているため、一度取り壊されてしまうと再び建築することが不可能な物件です。特異な地形に住宅が密集している稲取特有の問題でもあります。
この再建築不可物件を1号物件として開業し、稲取の魅力的な景観を更新するべく「湊庵プロジェクト」をスタートします。

対象物件(赤茶色の建物) 北側の写真。
玄関前の路地にはベンチが置かれている。
2Fからのパノラマビュー。正面に町並み、奥に天城連山の一部である細野高原を望む。

宿泊していただいた方に稲取の日常を体感してもらうための空間構成や、
宿泊サービスを提供していきます。

1日1組限定の宿泊スタイルで、1階を路地と接続するラウンジに、2階をプライベートな客室空間とします。

1階は、地域に開けたオープンな空間となっており、宿泊の他にも地元の人がワークショップやポップアップストアなどのイベントスペースとして使えたり、コワーキングスペースとして落ち着いて仕事をできる空間にしたいと考えています。

2階は既存の和の設えをそのまま活かし、宿泊するお客様限定の日当たり良好で・眺望が抜群な静かで広々した15畳の客室空間をご用意します。

1F内観:路地に面した空間性を活かした「港町のリビング」をイメージしています
2F内観:窓から望む細野高原は四季折々の色づきを見せる

※内観はイメージです。