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長野視察旅行報告レポート②(諏訪と松本のゲストハウスを訪ねてみた編)

2021年4月中旬に湊庵メンバー(ふじぼ、おかみ、荒武)で、長野県へ視察旅行へ赴いたのでそちらで学んできたことを荒武が代表して書き記します!

今回の記事は全三部で、それぞれ「①小谷村ゲストハウス「梢の雪」〜山菜狩りツアー編」「②諏訪と松本のゲストハウスを訪ねてみた編」「③善光寺門前町空き家見学会編」となります。

第二部は「②諏訪と松本のゲストハウスを訪ねてみた編」ということで、長野県にあるゲストハウスで学んできたことをご紹介していきたいと思います!

ふじぼ|荒武|おかみ

3泊4日の視察期間のうち2日目の滞在から3日目の滞在までを長野県中央部に位置する諏訪〜松本エリアで過ごしました。

諏訪では、「マスヤゲストハウス」というゲストハウス界のレジェンドとも呼べるであろう、ありがたい場所に滞在させていただきながら、諏訪の銭湯や町歩きを楽しみ、ビストロやローカルな居酒屋などのお店をめぐりました。

マスヤゲストハウスさんで印象的だったのが1Fのリビング&バーの空間です。
日中にチェックインした場所が夜にはおしゃれな明かりが灯り、バーとしてオープン。
宿泊者はもちろん、近隣に住んでいるであろう方々がマスヤゲストハウスに集まり交流している風景は稲取でも作りたいシーンの一つだなあと感じました。
照明計画はもちろん、天井高も確保されて開放感が感じられる居心地のいい空間でした。

夜19時からバーとなり、いろいろな人達が夜な夜な集まる場所になっている。

元旅館だったということ大きな施設内には、男女混合ドミトリー、女性専用ドミトリー、ダブルルームなどのお部屋がずらりと用意されています。
荒武とおかみは2Fのダブルルームに宿泊したのですが、そこは1Fのリビング&バーの吹き抜けに面していてバルコニー付き。
寝るときは吹き抜けを介して1Fの賑わいを感じながら、眠ることができました。(お客さんも多くけっこうにぎやかだったと思うんですが、お酒の手助けもあってかふたりとも爆睡でした笑)

ダブルルームのプライベートバルコニー

その他、諏訪地区には建物のリノベーションに携わる人なら一度は聞いたことがあるであろう「リビルディングセンター」(通称リビセン)があります。

リビセン店内にはアンティークなアイテムがひしめき合っていました

使われなくなった古い家屋から、家財道具や家具や建築部材をレスキューし再活用するという取り組みをされている施設になります。
こちらも1Fにはカフェスペースがあり、オープン待ちのお客さんがいるほどの人気でした。

荒武も建築学生のときから長野のリノベーションの取り組みには関心があり、リビセンの代表の方が手掛けているリノベーション物件をいつもチェックしていました。
実はマスヤゲストハウスのリノベーションも手がけられています!!
そんなご活躍の中でも特に訪れてみたかったのが、松本にある「栞日」というリノベーションされたカフェでした。
こちらも今回訪ねることができたので、記事下部にご紹介させていただきます!

諏訪から移動し我々は松本へ移動しました。この日の滞在先は「tabi-shiro」というゲストハウスでした。
洗練されたデザイン性の高い空間かつ、トレンドのサウナを導入したゲストハウスとなっており、若者が多く泊まりに来ている印象でした。

1Fのラウンジ、ゆったりしたL字のソファが空間にゆとりを作っていました

またお店のテイストに合った選書や、松本エリアの情報はもちろんのこと他のエリアの情報が充実しているのが印象的で、我々が次に行くスポット長野市善光寺門前町の情報を事前に確保することができ具体的な目的地を設定することができました。

こちらも1Fがカフェ・バースペースとなっていて夜な夜な人が集まる場所が作られていました。
ジェラートも販売されていて、こちらは同じ松本エリアの飲食店「アルプスごはん」さんとコラボしたデザートをいただきました!

大人気の長野の食材にこだわったメニュー

アルプスごはんさんは、平日ランチにもかかわらず30分待ちの人気店。
ミニマムな席数で、日替わりメニューの一品一品が丁寧に作られ、店主の方のこだわりを感じるお店でした。

tabi-shiroスタッフのご紹介もあり、荒武が仕事(ゲストのみ使える共用スペースをお借りしてミーティング)の間におかみとふじぼは銭湯「菊の湯」さんへ!
こちらも内装がおしゃれな銭湯で、学生バイトのスタッフさんも親切だったとご満悦なお二人でした。

ほっこりするロゴが素敵です
お風呂上がりのふじぼ

その他にも記事上部で紹介した「栞日」さんも訪ねました!
昔の面影を残しつつ、新しい建築要素を取り込んでいく手法は「マスヤゲストハウス」に通じるものがあって、異なるエリアにある拠点なのに、松本〜諏訪エリアに統一感を感じることができるデザインとなっていました。

どのリノベーション拠点を訪ねてみても、滞在時間を伸ばしてもらうための工夫として飲食を行うことができるスペースが設けられていることが特徴的でした。
その滞在時間のなかで生まれるコミュニケーションが予期せぬ出会いや感動を生んで、訪れた人たちにとっての特別な場所となり、エリアのファンが増え、新しい挑戦が生まれるというサイクルが出来上がっているんだろうなあと感じることができました。

さて、私たちは稲取でどうこの学びを活かせるでしょうか…?
この答えは湊庵の二軒目のプロジェクトでお披露目できるかと思います!

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